調子の悪い時、何をしてもうまくいかない時、「人生の壁にぶち当たった」と表現します。
たしかに、なにか行き詰まった感じがするときには、見えない壁が目の前にあるような気がするものです。
てがかりがなくて、登ってはずり落ちて、もう登れないんじゃないか、と絶望的になってしまいます。
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最初はやみくもによじ登っていた壁も、だんだんと登り方のコツをつかめるようになってきます。
登る体力をつけるために休息をしてみたり、その場で筋力トレーニングをしてみたり、はしごを探してみたり、といろいろと工夫をするものです。
あんなに険しかった壁も、いつしか登れるようになります。
登ってみて気がつきます。
一段上がっただけだった。
階段だったのです。
目の前に立ちはだかっていたのは、壁ではなくて階段の一段分なのです。
ステージが一段あがったのです。
一段上がると違う景色が見えてきます。
いままで苦労して登ってきた壁もなんでもないことのように思えてきます。
一段上がるたびに、上がるために必要な知識と体力が増えていきます。
昨日できなかったことが、今日できるようになる。
去年できなかったことが、今年できるようになる。
知識と体力は時間が解決してくれます。
あとは、あきらめないこと。
心の問題です。
白か黒で答えろという難題を突きつけられ
ぶち当たった壁の前で
僕らはまた迷っている
迷ってるけど
白と黒のその間に
無限の色が広がっている
Mr.Children GIFT
白か黒、どちらかで答えなければならないと考えてしまうと、壁ができてしまいます。
選択肢がこれしかないと思いこんでしまうと、他の答えが見つからなくなってしまいます。
白と黒の間にはいろんな色があるんだ、と気がつけば答えは何通りも、それこそ無限にあります。
あなたの思う色で答えればいいんです。
そう思えるようになったら、一段クリアです。
人と同じルートを通ることはありません。
先に行った人のルートは参考にはなるでしょう。
でも、あなたなりの登り方があるはずです。
それぞれのゴールは違うのです。